あなたは今年、インフルエンザの予防接種を受けましたか?
妊娠中でも、予防接種は受けたほうが良いと言われています。
副作用などで母体や胎児に与えるデメリットより、予防接種を受けずにインフルエンザウイルスにかかってしまうデメリットのほうが、はるかに大きいからです。
しかし、100%予防は出来ません。
妊娠中の場合、胎児への影響などの心配事が多いかと思います。
今年、予防接種を受けずに感染してしまった!
予防接種を受けたけど感染してしまった!
そんな時、どうすれば良いでしょうか?
「かかった時」の対処法についてまとめてみました。
妊娠中にインフルエンザにかかった時の対処法について
出典 http://www.skincare-univ.com/article/009865/
まずは病院?薬は飲んでも大丈夫?
(1)病院について
かかりつけであっても、産婦人科での受診は控えたほうが良いでしょう。
ほかの妊婦さんへの感染を防ぐためです。
予測することは難しいかもしれませんが、あらかじめ受診する病院を決めていたほうが無難でしょう。
もしくは受診前に電話を入れれば配慮してくれるかもしれません。
なんにせよ、早期の受診が大事です。
(2)薬は飲める?
厳密には薬は投与できないようです。
日本はインフルエンザの処置に関して欧米より遅れています。
妊婦が薬を飲むと胎盤を通過して胎児のもとへ。
この場合、胎児にどのような影響があるのか?
安全性が十分に確認されていないため、一般的には処方は控えるように、とされています。
しかし実際は、早い段階の感染では処方してくれる医師のほうが多いようです。
タミフルなどの治療薬の効果は、感染してから48時間以内であれば薬の効果が高いことによります。
薬を処方するか否かは医師の采配によるものが大きいでしょう。
妊娠中にかかったインフルエンザの症状や特徴は?
妊娠中のインフルエンザで、妊婦と胎児への影響は?
(1) 妊婦の影響は?
インフルエンザの症状自体は他の人と同じです。
しかし、妊娠中は免疫力や体力が落ちています。
合併症にかかる確率が普通の人よりも高くなるため、人ごみを避ける、家に帰ったら手洗い・うがいをして安静にしていることが大切です。
(2) 赤ちゃんの影響は?
高熱になると胎児に影響が出てきます。
体温の状態が40度以上続けば発達障害が起こる可能性も出てきます。
1~2日程度なら大丈夫だというデータもありますが、早めに病院へ診てもらったほうがいいでしょう。
妊娠中に予防接種を受けても赤ちゃんに影響はないの?

出典 http://matome.naver.jp/odai/2139744632999292501
予防接種を受けた場合、赤ちゃんに影響は?
(1) そもそも予防接種を受けるタイミングは?
予防接種の効果が出るまでは3週間~1か月程度かかります。
インフルエンザウイルスは11月頃から増え始め、1~3月頃にピークになります。
ここから逆算すると、遅くとも12月はじめ位には予防接種を受けたほうがいいということになります。
(2)予防接種の赤ちゃんへの影響は?
ほとんどありません。
ワクチンの原料に卵をわずかに使用しているため、重篤なアレルギーの場合に注意が必要なくらいです。
むしろ予防接種で得られるメリットのほうが大きいです。
仮に感染しても軽くすむことと、ワクチンの効果は4~5か月程度続くからです。
まとめ
1・病院を選ぶ際に、産婦人科は避けて一般病院で診てもらう。
2・感染しても早い段階で病院に行けば、薬を処方してもらえる可能性が高くなる。
3・妊娠中は体力・免疫力が低下しているため、普通の人より重篤化しやすい。
4・高熱が続くと、胎児に悪い影響が出る確率が上がる。
5・インフルエンザウイルスの感染ピークは1~3月。
6・予防接種を受ける目安は12月はじめ辺りまで。
7・妊娠中でも予防接種をしたほう良い。
8・予防接種ワクチンの効果は4~5か月程度。
ページTOPの掲載画像の引用元はhttp://girlschannel.net/topics/6343/になります。