きゅうりに栄養やカロリーはない?ビタミンCを破壊する酵素があるというのは本当?

木なりきゅうり

ギネスには、世界一栄養の高い果物は「アボカド」として載っています。

それと対となって、世界一栄養の無い野菜として載っているのが「きゅうり」。

しかも、きゅうりにはビタミンCを壊す成分が入っているという話もあるそうです。

本当にそうでしょうか?

実は壊しません。

では何故、壊すといわれていたのか?

きゅうりの成分と効能、ビタミンCを壊す働きはないという理由について、まとめました。

きゅうりの歴史と栄養素、カロリーについて

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出典 http://nanisore-club.com/kyuri-hozon-4888

きゅうりの歴史とその成分について

(1)きゅうりの歴史

 きゅうりは平安時代から栽培されていました。

きゅうりの語源は「木瓜」「黄瓜」といわれていて、ここから「きゅうり」となったそうです。

その名の通り、完熟すると黄色くなります。

つまり、現在私たちが食べている緑色のきゅうりは未成熟のものということです。

完熟させると大きさは通常のきゅうりの倍位(長さ40センチ以上、直径10センチ程度)の大きさになります。

瓜科の植物なので甘みが強くなりますが、同じように苦味も強くなり、タネも出来て食べにくくなるため、あまり人気がありませんでした。

現在のきゅうりは幕末に品種改良したものだそうです。

栄養が少ないのは未成熟のせいでもあります。

(2)きゅうりの栄養素は?

 95%以上が水分です。

一般的な「栄養素が低い」という認識に間違いはありません。

他、カリウム、カロテン(βカロティン)、ビタミンCが比較的多く入っています。

カリウム、ビタミンCはトマトと大体同じくらい、カロテンはトマトジュースと同じくらいの栄養です。

(3)きゅうりのカロリーは?

 カロリーの無い食べ物はありません。

きゅうりも、その例外にはならないです。

100gあたり14キロカロリーとなります。

カロリーとしては低い方です。

しかし、きゅうり自体に食欲を増進し、唾液や胃液の分泌を促進する「ククルビタシン」という成分が含まれています。

そのため、結果的にカロリーを多くとってしまう可能性があるようです。

きゅうりの効果や効能について

きゅうりの効果や効能は?

(1)きゅうりの効果や効能1

 カリウムを比較的多く含んでいるため、塩分を排出し、高血圧に効果があります。

利尿作用があり、体内の水分量を調節するため、むくみの解消にも効果的だそうです。

(2)きゅうりの効果や効能2

 表皮の緑の部分にβカロティンが含まれています。

抗発がん作用に効果的です。

加えて、体内でビタミンAに変換されるため、毛髪や視力の健康維持、呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。

他、体を冷やす働きがあり、暑い夏が旬なので火照った体を冷やすのに効果的です。

きゅうりは他の食べ物とまぜるとビタミンCを壊す働きがある?

(1)きゅうりはビタミンCを壊すはたらきがある?

 いいえ、壊しません。

きゅうりにはビタミンCを変化させる酵素(アスコルビナーゼ)が含まれているようです。

この酵素により、きゅうりを食べると還元型ビタミンCは酸化型ビタミンCに変化します。

少し前までは、この酸化型ビタミンCには生理作用がないといわれていました。

そのため、この「酸化型」ビタミンCは栄養素として省かれていたのです。

しかし実際は、体内で「酸化型」が「還元型」へ変わるという可逆的性質をもっていました。

よって、きゅうりにはビタミンCを壊すはたらきはありません。

まとめ

1・幕末まで、きゅうりは完熟の黄色いものを食べていた。

2・現在のきゅうりは品種改良して味を良くした未成熟のもの。

3・きゅうりの95%以上は水分で、成分的に栄養はほとんどない。

4・カロリーは低いが、食欲を増進する成分が入っている。

5・高血圧、むくみの防止に効果がある。

6・抗発がん作用や視力や髪、呼吸器系の健康を守る。

7・体を冷やす働きがある。

8・きゅうりにはビタミンCを壊す働きはない。

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